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2016年2月 5日 (金)

思いきり泣くこと

少し前に、「笑顔の表情を作ると、その表情筋の動きが
脳に伝わって、前向きな気持ちになる」というお話をしましたが、
最近の研究によると、ストレス解消には「笑う」よりも「泣く」方が
効果があるといわれているそうです。


ただ「泣く」といっても、その涙の種類はいろいろで、
例えば、目を潤すために分泌される生理的な涙もあれば、
目の中にゴミなどが入った時に自然に流れ出る涙もあります。

ストレス解消のためには、そういった種類の涙ではなく、
感情が動いた時に流れる涙、特に「感動の涙」が有効なのだそう。

これもやはり脳への刺激が原因となっているようで、
私には専門的なことはわからないのですが、
簡単に言えば、泣くことによって自律神経のバランスが、
心身が落ち着いてリラックスした「副交感神経優位」の
状態になるから・・・というのが理由のようです。

また、泣いた後には、ストレスによって分泌されたホルモンが減り、
幸せを感じさせたりストレスをやわらげたりする脳内物質が
多く分泌されるとか。


人によって原因はさまざまでも、まったくストレスを感じないという人は
そう多くはないでしょう。

そんな中で、「上手に泣くこと」は、心のデトックスとなり、
有効なストレス解消法のひとつになりそうです。



では、どうしたら「上手に泣ける」のかな?
・・・と思うのですが、
いくつかポイントがあるようで、

まず、時間帯としては、交感神経が優位に働く朝から日中よりも、
体が副交感神経優位に切り替わっていく夕方から夜がいいようです。

そして、少し照明を落とした暗めの環境で、周囲に気兼ねしたり
他のことに気をとられたりせず、感情による涙を流すこと。

そう考えると、映画館や落ち着いた自分の部屋で、
感動する映画をゆっくり見たりすることなどは、
とても理想に近そうですよね。


「こんなに泣いたら明日はまぶたが腫れてひどい顔かも・・・」
なんて考えると、泣くことに集中できないから、
後で冷やすための冷たいタオルなどを用意しておけば、
もう、準備万端!

「さあ、泣くぞ!」と意気込んで、環境を整えて
周到に用意を進めれば、そんな状態が自分でも
どこか滑稽に感じられて、思わずクスッとおかしくなって、
肩の力が抜ける・・・なんていうこともあるかもしれませんね。



人は、あまりの悲しみに直面すると、
心がそれを受け止めきれなくなって、
泣くことができなくなる場合もあります。

つらすぎる経験をして、まさに言葉どおり
「涙も出ない」状態になるのでしょう。

つまり、「上手に泣ける」というのは、
心が健康な証拠ともいえるようです。

また、涙をこらえるということは、心身にとってとても悪い
行為だそうなので、泣きたい時には我慢せずに泣いた方が
気持ちが楽になれるようです。



泣く・・・と言えば、思い出した曲。

1

ROGER CALVERLEY(ロジャー・カルバリー)という人の
『CELTIC MYSTERIES II (ケルトの神秘 II )』の中の一曲
「Crowned with Ivy」



もうずいぶん昔に、アロマオイルを買いに立ち寄った店で
たまたま見つけてなんとなく買った、いわゆるヒーリング系の音楽で、
ケルト文化や伝承をベースにしたという曲のタイトルや、
ケルトハープ、アイルランド・イリィアンパイプ(アイルランドのバグパイプ)、
フルートなど様々な楽器が奏でる音色は、少し寂しい感じもしますが、
美しく幻想的な印象です。


その日、試聴もせずに買ったCDを、軽い気持ちで
家に帰って聴いてみたのですが・・・

1曲目のこの音楽が流れだすとまもなく、
なぜか、涙がポロポロ出てきました。

悲しいわけでもないのに、自分でも理由がわからなくて
戸惑う気持ちとはうらはらに、涙は次から次へと出てきます。


今思えば、当時はいろいろ環境が変わって、
それなりに大変な時期だったのかもしれませんが、
楽天的で前向きとよく言われる私は、とくに悩んだり、
つらいとも感じたりはしていませんでした。

でも、自分でも気付かないうちに
心の疲れがたくさんたまっていたのでしょう。


すっかり涙を流して、曲を聴き終わった頃には、気分もすっきり。

なんだかさっぱりした気持ちで、心が軽くなったようでした。


あんなことは、あれ以来あまりないけれど、
元気を出して前向きに頑張ろう!・・・と、いつもポジティブに
考えるだけではなくて、時には思いっきり泣いて、
心をすっきり大掃除するのも、いいかもしれませんね。


ところで、ここを訪れてくださったみなさんには、
涙のデトックス用に、「これはおすすめ!」、「感動して泣ける!」
・・・というような音楽や映画、ドラマ、小説や物語、
または、アイディアなどありますか?

あれば、ぜひ教えてください。(トライさせていただきます!)

また、よろしければ、次の記事でも紹介させていただきたいな、
なんて思っています。(紹介すると差支えがある・・・という方は
その旨、コメントに書き添えてくださいね)

どうぞよろしくお願いします♪

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コメント

年を取ると涙もろくなる、と言われる通り、感情より先に涙が出ることが多くなった今日この頃です(^_^;)
若いころはクールと言われるのが好きで涙は我慢できたのに。
今でも無粋な連れ合いには決して見られたくないため感動的な映画は一人で劇場に行き観ることにしています。

さてさて、今観ても必ず涙があふれる感動的な映画・・・多々ありますが、今思い浮かぶのは〔旅情〕と〔ひまわり〕です。私が言うのですからもちろん1950年代~60年代制作という年代物ですが、いずれもラストシーンで涙が出ます。

あるいは若かりし頃の郷愁の涙かもしれませんね。

投稿: おキヨ | 2016年2月 5日 (金) 12時32分

おキヨさんnote
私も、以前はもっと泣くことに抵抗があったような気がします。
今でも、仕事ではどんなことがあっても泣くことは考えられません。
だけど、感動して素直に涙を流すのは、きっと心身の健康にも
いいことなんでしょうね。
「旅情」に「ひまわり」、おキヨさんのセレクト、素敵です!
大好きなウェネツィアを舞台にした「旅情」は、私も見ました。
キャサリン・ヘップバーンの演技が素晴らしくて、せつなくて、
ラストの列車の窓から手を振るシーンは、彼女の意志や
気持ちがよく伝わってきて、とても感動的でした。
ソフィア・ローレンの「ひまわり」は、ずっと昔に一度見たことが
ありますが、戦争によって引き裂かれてしまった夫婦のお話でしたね。
テーマ曲が、聴くだけで泣きそうな、名曲だったのを覚えています。
どちらも細かいところまで覚えていないので、ぜひもう一度
見てみたいと思います!!
「若かりし頃の郷愁の涙」・・・は、とても深い涙ですね。

投稿: hanano | 2016年2月 6日 (土) 09時48分

泣ける映画といえば、私もおキヨさんの「ひまわり」に1票です。傷心のソフィアローレンの目の前に広がった一面のひまわり畑には、声も出ませんでした。それに、「ニューシネマパラダイス」のラスト。繋ぎ合わされたキスシーンが続くあの幕切れは、感動的です。
それに、hananoさんがこのブログに掲載されている藤田嗣治の「カフェにて」をポンピドーセンターで見た時も、息を殺して見つめてしまいました。

投稿: gloriosa | 2016年2月 6日 (土) 10時39分

ポップスにたいして無知なお爺さんの私には、この曲は浜崎あゆみ「M]の「MARIA愛すべき人がいて」の部分に似ている気がしますね。職場の有線放送で聞いただけなのですがそんな気がします。
ところで、私にとっての泣ける曲ってなんだろうかと考えたら、やっぱり古い曲しか思い浮かびません。ピーター・ポール&マリーの「CRUEL WAR」は、十代で聞いた頃はきれいな曲というイメージだったのですが、社会人になって映画「ジョニーは戦場へ行った」を見てからは、「CRUEL WAR」と「ジョニーは戦場に行った」とがジョニーという言葉で直結してしまって、思わずこみ上げてきます。他人におすすめする気はありませんが(苦笑)戦争とはなにかということを直球で表現した映画だと思います。
あなたの設問の趣旨から脱線したコメントですみません(汗)。

投稿: オジンガーZeit | 2016年2月 6日 (土) 15時55分

gloriosaさんnote
gloriosaさんも、やはり「ひまわり」に1票ですか。
確かに、あの一面のひまわり畑のシーンは強く印象に残っています。
近いうちに、ぜひもう一度見返してみようと思います。
そして、「ニューシネマパラダイス」!
私も大好きな映画です。もしかすると、最も好きな映画かもしれません。
今回の記事を書いている時も、まっさきに浮かんだのが、この映画でした。
あのラストシーンでは、必ず泣きそうになります。
(・・というか、泣いてしまいますね)
藤田嗣治の「カフェにて」は、さまざまな物語を感じさせるような、
想像を掻き立てるような、とても雰囲気のある絵ですね。
gloriosaさんと、いろいろな点で近い感性を持っているようで
なんだかうれしく感じました。


オジンガーZeitさんnote
私も日本のポップスにはとんと疎くて、浜崎あゆみの曲も
ほとんど何も知りません。早速「M]をYouTubeで聞いてみましたが、
確かに「MARIA愛すべき人がいて」の部分が何となく
似ているような気がしますね。不思議です。
ピーター・ポール&マリーの「CRUEL WAR」も今回教えていただいて
初めて聞きましたが、やはり、戦争によって離れ離れになってしまう
悲しみが切々と伝わってくる歌詞と曲でした。
「ジョニーは戦場に行った」は見たことがないのですが、
昔(たぶん中学生の頃)、名作映画を紹介する本の中で、
そのストーリーだけは読んだことがあります。
戦争の残酷さとあまりの悲惨な状況に、ストーリーだけでも
ショッキングだったことを覚えています。
ぜひ、一度見てみようと思います。
いろいろな世界を教えてくださって、ありがとうございます。


投稿: hanano | 2016年2月 6日 (土) 18時20分

こんにちは、イヌイカですhappy01

泣くとすっきりするのはちゃんと理由があるんですねshine
私は泣ける映画や本が好きなのですが、
これまで見た映画の中で最も泣けたのが中国映画の「再見~また逢う日まで」という家族愛の映画です。
最初から最後まで、映画館で見ながら嗚咽しながら見て、帰りはすっきりcoldsweats01
泣けるツボが同じなら思い切り泣けると思いますsign01

笑顔でいることも大事だけれど、たまに涙腺をおもいきりゆるめて素直に泣くことも、大切なことかもしれませんね。

投稿: イヌイカ | 2016年2月 7日 (日) 09時22分

イヌイカさんnote
こんにちは。
ブログにお越しいただき、コメントをどうもありがとうございました^^
「再見~また逢う日まで」という映画はまったく知らなかったもので、
早速ネットでチェックしてみました。
日本予告篇の動画を見ることができましたが、確かに、
予告を見ただけでも、思いっきり涙腺が緩みそうな作品ですね!
泣ける映画や本がお好きなイヌイカさんのご推薦とあれば、
ぜひぜひ見てみようと思います!
すっきり泣いて、心を軽くできたら、また前向きな力もわいてきそうですね。

投稿: hanano | 2016年2月 7日 (日) 18時16分

hananoさん、こんばんは。

私は涙もろく、感動する映画は駄目です。映画館でも号泣してしまいそうで、恥ずかしくて映画館ではみることが出来ません。 
感動しそうな映画はDVDを借りて、家族が寝静まってテッシュ前に置いて準備完了、思い切り感動しながらみてしまいます(根暗?)。

「道」「ひまわり」「ニュー・シネマ・パラダイス」も泣けました。恋愛や家族愛や頑張っている姿を映し出す映画は音楽を聴いただけで涙が出そうになります。「君に読む物語り」「世界の中心で愛をさげぶ」「隠し剣 鬼の爪」・・等々ありすぎて困りますcoldsweats01
アコギ好きな私としては「奇跡のシンフォニー」はどうでしょう?
落ち込んでいるときには「猟奇的な彼女」なんかはいかがでしょう?

映画とは違うのですが、タイの保険会社のコマーシャルはどのシリーズも号泣してしまいます(you-tubeで「タイ 保険会社 CM」で検索してみて下さいね)。

・・・長々となり済みませんでした。感動する映画沢山ありますねheart04

投稿: omoromachi | 2016年2月 7日 (日) 22時36分

omoromachiさんnote
涙もろく、感動しやすいというのは、きっと心と感受性が
豊かということなのでしょうね。とても素敵なことだと思いますheart04
ご家族が寝静まってから、ティッシュの箱とDVDを準備する
omoromachiさんの姿を想像すると、なんだか微笑ましく感じます^^
「ひまわり」「ニュー・シネマ・パラダイス」は、omoromachiさんも
ご推薦なのですね。「道」は、フェリーニの映画ですよね。
とても気になっているのに、まだ見たことがないのです。
他にも、たくさんご推薦いただいた映画、まだ見たことが
ないものばかりですので、これはぜひぜひチェックさせていただきます。
タイの保険会社のCMは、以前のブログで書いたことがありました。
何種類も見ましたが、本当にどれも短いドラマのようで、
感動的なものが多いですよね。特に、小さな頃に薬を盗んで、
食堂の主人に助けられた少年が、大人になって医者になって・・・
というCMが心に残っています。
たくさん教えていただいて、本当にありがとうございます!


投稿: hanano | 2016年2月 8日 (月) 19時05分

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