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2017年7月23日 (日)

Summer of Love

梅雨が明けて、いよいよ本格的な夏。


前回ここに来て書いた記事が「桜」の話で、
季節の移り変わりは本当に早くて、
こんな調子だと、あっという間に人生の時間が
過ぎて行ってしまいそうに思えたりします。



しばらくご無沙汰しておりましたが、
みなさま、お元気でお過ごしでしょうか。


おかげさまで私は元気です。

夏が来る前、少しの間、サンフランシスコに滞在していました。



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日日、あれこれとさまざまな用事をこなしたりしていたのですが、
ある日の午後、ふいにできた時間に、アメリカ人の友人とともに
ヘイト・アシュベリー(Haight-Ashbury)を訪れました。



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サンフランシスコ市内の真ん中あたりに位置するヘイト・アシュベリー地区は
「ヒッピー発祥の地」

ヒッピー文化の聖地といわれる場所です。


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今からちょうど50年前の1967年の夏、
この地に10万人の若者たちが集まり、共同生活を始めました。


愛と平和と自由を掲げて、文化や政治的な意思表示と主張をし、
ドラッグやフリーセックスも含めながら、既成の価値観や
生活様式に縛られた精神を解放しようとした彼ら。

その熱気は、このヘイト・アシュベリーから、
サンフランシスコを中心としたアメリカ全土へ、
そして、世界各地へと広がり、その社会現象は
「サマー・オブ・ラブ(Summer of Love)」と呼ばれました。



カラフルなサイケデリックカラーと音楽に彩られて
時代のカウンター・カルチャーとなったこのムーブメントは
20世紀のひとつのエポックメイキングであって、
きっと、若者文化の革命だったのでしょう。


とはいえ、"Love & Peace"という言葉は知っていても、
自分の知らない時代の、体感としてイメージできない空気は
私には、遠くに感じられるものでした。


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けれど、カリフォルニアの青空の下、このヘイト・アシュベリーで、
街角に座ってお香を焚く若者や、サイケデリックカラーとピースマークが
溢れる店内で明るくおしゃべりしながら洋服を並べる若い女性の店員たちの
姿を眺めつつ、自由な雰囲気が漂う街をぶらぶらと歩いていると、
そんな時代の空気が、今も生き生きと感じられるような気がしました。



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「Summer of Love」から50年後、

2017年のサンフランシスコの街では、
50周年を記念するさまざまなイベントが行われていました。



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〇50周年記念の特設サイト「Summer of Love 50th Anniversary」



オーガニック・スーパーマーケット
「TRADER JOE'S(トレーダー・ジョーズ)」の
ショッピングバッグまで "Summer of Love"!

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ゴールデン・ゲート・パークの中にあるデ・ヤング美術館では
大規模な展覧会 「The Summer of Love Experience: Art, Fashion,
and Rock & Roll」 が開催されていて、とても興味があったのですが、
滞在中に上手く時間がとれず、残念ながら訪れることができませんでした。

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同エキシビションのトレイラー





サンフランシスコ、1967年・・・といえば、
スコット・マッケンジーの「花のサンフランシスコ(原題:San Francisco)」は、
この年の曲なのですね。


この曲は私も含め、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。





「Summer of Love」から50年。

みなさま、どうぞよい2017年の夏を。

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コメント

Hanano さん お久しぶりぶりです。
Summer of Love と聞いても、あまりヒッピーとは結びつかなかったのですが、曲を聴くと50年前の雰囲気が伝わって来ました。
日本は、オリンピックが終わり、大阪万博に向け、なんか国をあげて浮かれていたような気がします。音楽ではやはりウッドストックでしょうか。ウッドストックは後から知って、もう少し早く生まれていればと思った気がします。

投稿: Khaaw | 2017年7月23日 (日) 15時50分

お久しぶりです、hananoさんheart04

お忙しくされてらっしゃるのですね!
でもお元気そうで何よりです。

🎶花のサンフランシスコ♪~♬
懐かしく聴かせていただきながらpencil

50年をかなり越えて生きてきたはなのいろですが
時代背景と人生を照らし合わせると
感慨深いものがありますconfident

余談ですが
はなのいろが所属する
公益社団法人日本フラワーデザイナー協会も
今年創立50周年です。
「San Francisco➡花のサンフランシスコ」
つながりのような。。。

暑さ厳しき折
お身体大切になさってくださいませねclover


投稿: はなのいろ | 2017年7月23日 (日) 18時16分

hananoさん、こんばんは。

お元気そうでなによりですhappy01

ヒッピー文化の発祥地のヘイト・アシュベリー地区に行って来たのですね。
この文化が入って来た時にはまだ子供で、あまり知りませんでした。芸術・文化を始め伝統や性に対してもこれまでと対立する考えが生まれてたのでしょうね。
 
おそらくこの文化がなかったら、世の中は今よりもっと窮屈だったのかも知れません。

当時の激しさは衰退したのでしょうが、多くの方の中に平等や愛や自由などの文化が継承されているのだと考えます。

昔、ピーター・フォンダが出演した「Easy Rider」で初めてヒッピーを知った記憶が残っています。
「花のサンフランシスコ」も子供の頃によく聴いていました。

投稿: omoromachi | 2017年7月23日 (日) 21時04分

hananoさん、こんばんは happy01
お久しぶりですネ!何かあったのかと心配していましたが、サンフランシスコへ行っていたのですね。
トランプ大統領になって半年、少しは違いがありましたでしょうか?

ヒッピー文化の発祥地がサンフランシスコにあるとは、初めて知りました。
そういえば、かつてのネパール・カトマンドゥは「ヒッピーの聖地」なんて呼ばれていたこともありました。
私が初めてネパールを旅した時は、半ば”ヒッピー”のようなもので、それだけにこのサンフランシスコのヘイト・アシュベリーの街、興味がわきます。

投稿: 慕辺未行 | 2017年7月23日 (日) 23時40分

Khaawさんnote
お久しぶりです^^
コメントどうもありがとうございます!
 私も、今回サンフランシスコに行って、初めて
「Summer of Love」という言葉を知りました。
きっと私の親世代くらいの文化なんでしょうけど、
音楽を聴いたりすると、どことなく懐かしいような気がしたり、
デ・ヤング美術館の展覧会のトレーラーを見ると、
ヒッピーカルチャーやファッションも興味深く感じます。
 伝説のウッドストックですね!
私も60年代後半から70年代にかけての好きな音楽がたくさんあるので、
もう少し早く生まれればよかったかな~なんて思いますhappy01


はなのいろさんnote
こんばんは^^
すっかりご無沙汰しておりましたが、はなのいろさんも
お元気そうで何よりですhappy01
 1967年といえば、日本では東京オリンピックが終わり、
高度経済成長で活気に満ちていた頃ですよね。
この国も人々も、この50年でずいぶん変わったことでしょうね。
 公益社団法人日本フラワーデザイナー協会も今年で創立50周年ですか!
長い歴史のある協会なのですね~
花つながり・・・で、ちょっと楽しい気分です。
 そういえば、少し前、映画の「花戦さ」を見てきました。
お花の世界はとても興味深いものですね~
 今日も蒸し暑いですけれど、どうぞ体調にお気を付けて。


omoromachiさんnote
こんばんは^^
しばらくご無沙汰しておりました。
ご訪問いただき、コメントをありがとうございます!
 ヒッピー文化は、きっと私の親世代くらいの時代のものなのでしょうが、
きっと今からは想像できないくらい熱い時代だったのでしょうね。
美術展のトレイラーの冒頭にもあるように、それまでの「古き良き」時代から
ガラリと価値観が変わるような大きな変動があったんだろうな、
なんて想像したりしています。
 「Easy Rider」、私も見ました!
「花のサンフランシスコ」はどことなく懐かしさを感じるような
いい曲ですねhappy01


慕辺未行さんnote
こんばんは^^
ずいぶんご無沙汰で、ご心配をかけてごめんなさいsweat01
 トランプ大統領になってからの変化は、まず入国審査で感じましたよ!
オバマ前大統領の時には聞かれなかったような細かい質問を
たくさんされて、ずいぶん長く時間がかかりました。
 カリフォルニア州、特にサンフランシスコは(たぶん)、
米国内でもリベラルな人が多いみたいで、反トランプ派も
地方と比べると結構多いように思います。
 ネパールのカトマンドゥは「ヒッピーの聖地」と呼ばれていたんですね。
彼らは、インドやヨガなんかに惹かれる人が多いようですし、
ネパールも「憧れの場所」なのかも知れませんね。
ヘイト・アシュベリーの街、明るくて自由な雰囲気でいい所でしたよ!


投稿: hanano | 2017年7月24日 (月) 19時26分

hananoさん


北米は、すっかりアートの中心地になりましたね。
新しいものはアメリカから生まれるようです。

西海岸を満喫されたようで、写真から空気感が伝わってきますね。


銀瀧

投稿: 銀瀧 | 2017年7月24日 (月) 22時36分

銀瀧さんnote
こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。
 長い間なぜかヨーロッパにばかり縁があって、アメリカへは行ったことが
なかったのですが、ここ数年で訪れる機会を得て、足を運ぶことになりました。
 とはいえ、西海岸ばかりで、中部や東海岸などは未知の場所ですので、
ニューヨークなども機会があれば訪れてみたいです。
 アメリカ社会の在り方にはいろいろ感じるところもありますが、
やはり、新しいものが生まれてくる場所であることは確かなのですね。
今の北米のアートシーンには詳しくありませんが、
アートや音楽に触れる旅にも惹かれます。

投稿: hanano | 2017年7月25日 (火) 00時20分

こんにちは hananoさん sign01

ちょっと仕事が溜まっていて、コメントが遅くなってしまいました。happy02

サンフランシスコ、懐かしいところです。私の頭の中ではフロリダと共に、園芸の中心地です。smile

ヒッピーの生まれたところでしたか、知りませんでしたが、アメリカはやはり若い力にあふれた国ですね。
happy01

サクラメントでゴールドラッシュが起こり、ジョン万次郎も金を掘って資金を作り、帰国を果たしましたし。delicious

サンフランシスコはイタリア移民も多いところで、アーティチョーク・フェステイバルがあり、モンローのポスターが出るようですよ。happy01

「花のサンフランシスコ」懐かしい歌を聞かせてもらいました。winknote

投稿: プロフユキ | 2017年7月27日 (木) 10時59分

こんにちわ。
お元気そうで良かったです!
懐かしいサンフランシスコの写真など
ありがとうございます。憧れてたんですけどねー。
私もかつて、知人がいるので2度ほどSFに滞在したことが
あります。大学留学することも途中まで決まっていましたが、
色々あって実現しませんでした。月日と友に、アメリカに対して
自分とは温度差を感じるようになってしまいましたが、
hananoさんの記事で、また新に勉強になりました。
旅の疲れをゆっくりととってくださいねconfident

投稿: 由津子 | 2017年7月27日 (木) 13時34分

プロフユキさんnote
こんにちは^^
お忙しいところ、コメントをどうもありがとうございますheart04
お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
サンフランシスコは、プロフユキさんにとって懐かしい場所なのですね。
研究で滞在しておられたのでしょうか。
確かに、カリフォルニアは新鮮な野菜や果物、オーガニックの農産物が
とても豊かな印象でしたので、サンフランシスコが園芸の中心地というのも納得です。
「アーティチョーク・フェステイバル」というお祭りがあるのですね!
初めて聞きましたが、どんなことをするのでしょう。
興味深いです。


由津子さんnote
こんにちは^^
ご無沙汰していました。
コメントをどうもありがとうございます!
お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
サンフランシスコは由津子さんにとって懐かしい場所、
もしかすると、そこで大学時代を送ったかも知れなかった街だったのですね。
私は長年あまりアメリカには馴染みがありませんでしたが、
サンフランシスコは海があり、緑が多く、個性的で
自由な雰囲気の漂う魅力的な街ですね。
アメリカ社会にも複雑な問題はたくさんありますけど、
私がサンフランシスコで出会った人達は、幸せなことに
歌の歌詞のとおり「gentle people」ばかりでした。

投稿: hanano | 2017年7月30日 (日) 10時05分

こんにちはhappy01

サンフランシスコに行っておられたとのこと。
おかえりなさいませ。
かの地はとってもキレイな空の色なんですねshine
写真の風景とブルースカイに見入ってしまいました。
ワタシもhananoさまの載せてらっしゃるような素敵な写真を撮れるようになりたいです~happy01

投稿: イヌイカ | 2017年8月 5日 (土) 10時39分

イヌイカさんnote
こんばんは^^
コメントのお返事が遅くなってごめんなさい。

サンフランシスコは霧が多くて、初夏は日本よりも肌寒い日も
結構あるようですが、ヘイト・アシュベリーを訪れたこの日は
気温も高く、抜けるような青空がとてもきれいでした。
私の中のカリフォルニアのイメージといえばこんな感じの天気でしたが、
現地在住のアメリカ人の友人によると、それはロサンゼルスや
サンディエゴあたりの気候で、サンフランシスコではめずらしいようです。
私は写真やカメラに疎くて、撮影も上手ではないのですが、
写真を気に入っていただけたようで嬉しいですhappy01

投稿: hanano | 2017年8月 8日 (火) 23時51分

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